木を隠すなら森の中

　サイト名の「木を隠す場所」は、チェスタトンの短編集「ブラウン神父の童心」に収められている「折れた剣」の一節「賢い人は葉をどこに隠す？　森の中に隠す。森がない場合には、自分で森を作る。そこで、一枚の枯葉を隠したいと思う者は、枯木の林をこしらえあげるだろう」からとったんですが、かなり最近まで「木を隠すなら森の中」ということわざがあるんだと思ってた！　悪魔くんとは何の関係もないようでいて実はちょっと関わりがあるような気がしないでもないそんな微妙な感じ

　アニメ悪魔くんは、フィクションの世界ではあるけど、優しさとか温かさが素直に感じられていい作品だなと思う。魔法とか悪魔とかメシアとか題材そのものはフィクションだけど、その中に織り交ぜられているメッセージとか、登場人物のちょっとした言動とか細かい演出の中に、フィクションではない人間の温かさとか、真実があるように思う。フィクションの中に上手くリアルな心情やメッセージを織り交ぜて、説教臭くならない程度に伝えている、そんなところが好き。そこでチェスタトンの一節からリアルを隠すならフィクションの中、という微妙な連想をしてこんなサイト名に。と、こういう大真面目な書き方すると何かちょっと恥ずかしい！　実際はあれやこれや邪な理由もあるわけですがその辺りは既に現時点で妄想だだ漏れ状態だから省略！