ヴァルプルギスの夜 5

　ヴァルプルギスの夜はこれで終わりです解決編は蛇足かなと思ったのですっ飛ばします。館の悪魔と同時進行で解決した、ということで……！

　真吾くんの行動、ものすごく迷ったんですが、やっぱり変えずにこのまま行くことにしました。不快に思った方いましたらごめんなさい。

　少し大人になって、単純な正義に疑問を持ったり、敵だけじゃなく弱い自分に対しても憤ったり、今回妄想してしまったようなこととか、いろいろあるんじゃないかなと思いました。メフィスト2世が操る人外の力を使うことと、自分が直接手を下すこととの間にあるものに葛藤する真吾くんとか。
　正直に言っちゃうと、普段かなり温和で反撃すらろくにしなくて、単純な力自体は弱い真吾くんが、方法の是非はどうあれがつんと力強く立ち上がる展開って好きある種のカタルシスを感じちゃいます内面はかなり葛藤があるだろうなと思うけど、ひとつのふっ切り方というか。後悔するかもしれないけど、その過程も幼さを脱しかけている真吾くんにとっては必要なのかもしれないなって思ったり。
　そんな真吾くんの辛さを察してあえて明るく振る舞うメフィスト2世とかも大好きです！　真吾くんとメフィスト2世って、ほんといい関係ですよね！