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悪魔くん・その他いろいろと語る場所
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 七夕なので、警部補真吾くんと停職中の刑事メフィスト2世のパラレル会話シーンを妄想してみましたパラレル苦手な方はご注意ください


  真吾はブラインドを指先で曲げると、その隙間から賑わいつつある町の様子を観察する。今日も快晴、いまのところ事件はなし、問題があるとすれば手のかかる部下くらいだ。
「ところでメフィスト2世。君が破壊したパトカーの数を覚えてるか? 今年に入ってからでいい」
「いいや、警部補。何台だ?」
「君の年齢と同じ数だよ」
「たいしたことないな」
 真吾の手の中でブラインドが嫌な音を立てて軋んだ。メフィスト2世は慌てたように両手を広げる。
「悪かった、悪かったって。反省してるよ。せめて警部補の年齢くらいにまで減らせるよう努力してみるぜ」
 真吾は身体全体で深いため息をついた。
「そう願うよ。このまま行くと君の給料はマイナスになる。交通課のほうが向いているかもしれないね」
「勘弁してくれよ。俺嫌だぜ、交通整理なんてさ」
「それも立派な職務だよ、メフィスト2世。とにかく、停職中は問題を起こさないように。なにか質問は?」
「ある。質問というより要望だ。警部補の今夜の飯はなんだ?」
「君の停職となにか関係があるか?」
 真吾の事務的な口調の裏に隠れる楽しげな響きに気づいたのか、メフィスト2世はにやりと笑った。
「真吾の故郷じゃ祭りなんだろ、今日」
 仕事の話はもう片がついたとばかりに、気心のしれた親友の顔に戻ったメフィスト2世に、真吾は表情をやわらげて頷いた。
「まあね。でもメフィスト2世の想像するような祭りじゃないよ。それでもいいなら来いよ」
「しばらく懐がさみしくなりそうだしな、今のうちにたかりにいくぜ」
 親友の屈託のない笑顔に、真吾は苦笑しながら付け加えた。
「そうそう、今のうちになにか願い事を考えておけよ。停職が早くとけますようにとかさ」
 軽口を叩きながら、真吾は思う。僕の願い事は、まずは一日だけでもいい、この町から犯罪が消え失せることだ。そんなクリーンな日が増えてくれればいい。

 


 

 

以下お返事です。
>いつも見てくれてるという方へ
たまに暴走気味な展開になりますが、真吾くんへの愛はめちゃくちゃあるので、ちょっとでも楽しんでもらえたならすごくうれしいです、ありがとうございますやっぱり真吾くんはかっこいい! と認識を新たにして妄想する怪しい毎日ですよかったらまた読んでやってください!

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